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狙うて候―銃豪村田経芳の生涯
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 327122 位
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若き日本を引っ張る村田経芳
幕末の薩摩に育ち、鉄砲の改良に専心した青年は、日本が新しい国として拓かれたとき、
その真摯な努力の成果を思う存分発揮して痛快だ。国内だけではなく、欧州でもその名を
とどろかせたのは溜飲を下げ、喝采を贈りたい。技術の物語ではなく、あくまでも村田という
一人の銃砲家の生涯を描いた小説で、幕末から維新期にかけての日本の課題を、先人たちが
どう乗り越えてきたのか、ということが綿密に語られており、新田次郎賞の風格がある。
3つの時代を駆け抜けた銃豪波乱の一代記
基本的には日本初の国産ライフル・村田式小銃の発明者にして名射撃手の村田経芳がどの様に艱難辛苦を乗り越え、それまで外国のお下がりを手前勝手に使っていた日本のスタイルを改め、村多銃だけにするまでの軌跡を描いています。勿論、脇を固める人物も、御馴染みの大西郷や大久保一蔵は勿論、東郷藤左衛門や田尻清五郎等アクの強い人物も大勢登場します。
銃器という観点から見た明治維新
薩摩藩の藩士であった村田経芳の人生を通して、その間に薩摩藩および日本の銃器体系がどのように変わっていったかということがくわしく書かれています。それまでの日本では銃といえば火縄銃でしたが、外国製銃器の輸入やそれに影響を受けた国産銃器の開発によってフリントロック式、後装式、金属薬莢式というように進化していきます。無論、その進化もスムーズに進んだわけではなく、新型銃の開発はもちろん外国製銃器の輸入においてもさまざまな問題が発生していきます。そのような問題を乗り越え、さらに戊辰戦争や西南戦争などでの実戦経験を踏まえながら「村田式小銃」がどうやって開発されたのか、幕末から明治維新にかけての日本の歴史を斬新な視点から読み解くことができる一冊です。銃器や戦史に興味のある方はもちろん、歴史一般に興味がある方にも間違いなくオススメできます。
実業之日本社
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