3楽章の長調の主題のいとおしむような美しさ
このページをご覧の方はすでにご存知でしょうが、1950年代のRCAのアナログ録音は、なぜか最近のグラモフォン4D録音やデノンPCM録音と大差ない。で、演奏の方ですが、無機的で筋肉質的スタイルで通しているかと思いきや、3楽章の長調の主題ではマーラーへの共感というのか、チェロ次いでヴァイオリンで奏されるいとおしむような美しさに溢れた主題等、大変すがすがしい気持ちになりました。
バーンスタインの晩年の新盤(1987年、コンセルトヘボウ)では、山あり谷あり、クレッシェンドからデクレッシェンドでオーケストラと組んずほぐれつですから、この主題も実にいとおしむように演奏されて居るんですが、それほど目立たん。期せずして、クールなライナー先生が、3楽章のこの箇所だけ優しい素顔を見せたようで、実に印象深い一枚になっております
半世紀前にワープっ!
私はSACD2chシステムでの視聴です. このRCA-LivingStereo-SACDシリーズは,どれも本当に驚異的な 音質改善をしていますが,今回の第3弾のうちの一枚である, このレコードも素晴らしい音質でSACD化されました. ドルビーが録音時すでに導入していたのか, ヒスノイズもほとんど気になりません(1958年録音).私はこのレコードを聴くのは今回が初めてです. (CD盤は編集ミスがあるという話を聞いていたので,未聴) デラ・ガーザといえば,ばらの騎士のマルシャリン役や, アラベラのアラベラ役で鳴らした人で, 現に,それらのレコードがたくさん遺っています. (但し,マルシャリン役は,彼女自身はあまり好きではなかったそうです) という事で,もうすこし重い声で歌っているのかと思ってましたが, 流石は不世出の名ソプラノ,ここでは,まさに「天上の楽しい生活」を見事に歌いきっています. もちろん,ライナーの指揮も素晴らしい,たしかに彼の楷書スタイルの指揮ですが, この作品のなごんだ雰囲気を壊す様な愚かな事はしてません. ライナーを唐変木の指揮者だと思っていた人には是非聴いて頂きたい一枚. また,マーラーの第4交響曲の演奏・録音史を語る上でも欠かせないレコードだと思います. あとはライナーのマーラーの正式録音は「大地の歌」もあるので, それも是非,SACDで復刻してほしいですね.
RCA
Brahms, Tchaikovsky: Violin Concertos [Hybrid SACD] Bartok: Concerto for Orchestra; etc. [Hybrid SACD] The Chopin Ballades & Scherzos [Hybrid SACD] Sibelius, Prokofiev, Glazunov: Violin Concertos [Hybrid SACD] Tchaikovsky: Piano Concerto No. 1; Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2 [Hybrid SACD]
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